物価高を除いては、だけどね。
上の写真は夕暮れ時にダイヤモンドヘッドを見ながらワイキキビーチを散歩したときの。
北半球は冬だというのにこの快晴と気温。やっぱ常夏だねー。
しかもワイキキビーチのベンチで、こんな姿で日光浴してる人を発見。
単に酔いつぶれてるのか、それとも、別の意図があるのか、、、。
これ、完全にオシリをこんがり焼きたい人じゃない?だったらそれなりの小さい水着をはけばいいのにね。
ホノルルではBacchusとHula'sという二つのゲイバーに行ってみた。両方ともワイキキビーチ近くで徒歩圏内。
Bacchusというのは地元の人が集まるバーで、Hula'sというのは観光客がよく集まるバーなのだそう。
* * *
まずBacchusに行ってみたら、いきなり僕がロスから乗った便のキャビンアッテンダント(ブロンドの男性)がこのバーの隅っこでタバコ吸ってて驚いた。やっぱCAってゲイが多いからね〜。だけどまさか自分が乗り合わせたフライトのCAにその日に再会っていうのはお初。(そういや、昔、東京でTOEFLの試験を受けたとき、会場の試験官が色黒短髪のいかにも系で怪しい〜って思ってたら、その試験後に行った二丁目のルミエールの前で彼を見かけたっつーのに似てるかも?)
そんなCAをよそに一人でバルコニーに座ってたら、50がらみの白人のおっさんが話しかけてきた。既にかなり泥酔状態で歩かせたら確実に千鳥足。
僕の隣に座るなり、このオッサン、「僕の名前はジミー。オレと結婚してくれ」とタワゴトを言い始めた。
「は?」
と答えるしかなくない?
「オレはこの近くにペントハウスを持ってる。君に見せたいから一緒に行こう」と。
ノーサンキューと即答。
そしたら、「オレの銀行口座には4万ドルの貯金があるし、仕事も安定してるし、結婚してくれ」の応酬。
「ちょっと急過ぎでしょ!」と常識的な回答する僕。しかも、貯金4万ドル(約400万円)って、その歳にしては少なすぎない?妙にリアルなんですけどー。
「じゃ、とにかく家に行こう」と彼も引かない。
なんかこの図、今年流行ったアレと同じ?!
「アケミちゃ〜ん、いいじゃーないの」
「ダメよ〜ダメダメ」って、僕がアケミちゃんね(笑)。
まー、このオッサンが泥酔してる割に押しが強くてさ。こっちはまだ到着したばかりでお酒も飲んでないシラフ。いきなりこんなどぎつい地元住人に言いよられて勘弁ー。
「あのさ、あんたかなり酔ってるし、いきなり結婚してくれとか、家に行こうとか、全然セクシーじゃないんですけど」って言ってやったよ。そしたら、
「じゃ、セッOスしよう」って 。やっぱ目的はそれかい。じゃー、最初っから結婚しようとか言うなっつーねん。
「じゃ、最後にセックスしたのっていつ?」と聞いてやった。そしたら、
「おととい」
「誰と?」
「ラティーノと」
「なーんだ、ちゃんとセフレがいるんじゃん。そいつとまたすればいいじゃん」
「オレはラティーノはそんなに好きじゃないんだ。アジア人がいいんだ」
酔ってんだかシラフなんだか。
「ホノルルには沢山アジア人がいるじゃない。僕じゃなくてもいいんじゃない?ほら、隣にも若いアジア人の子たちが沢山座ってるし」
「いや、君とやりたい」
こんな押し問答が15分くらい続いたのかな〜。しまいにはシャツをめくって自分の胸と腹を見せだす始末。これが意外にキレイなピンク色の乳首だった(笑)。そして「君はオレのことをセクシーだと思ってる」とか、なんかどっかの霊能力者みたいなことを言い出すし。
ついに向こうが、「お酒を買ってくる。君は何が欲しい?」と聞いてきたので、「何もいりません」と答えて彼が席を立つのを待った。
すると、彼がいなくなってすぐに、反対側のバルコニーでお酒を飲んでた男性が近寄ってきて、
"Do you need help?"(助けが必要?)と親切にも聞いてくれたので、僕も思わずYesの回答。
「なんか大変そうな状況だなって端から見て思ったよ」と彼。
この助けてくれた彼はアメリカ原住民のチェロキーの血がわずかに混じった人(けど見た目白人)でノースカロライナ出身だそう。彼と一緒に飲んでた友達はベネズエラ出身のラティーノで僕に対して興味ねーって感じの態度が120%。ま、白人とつるんでる有色人種にありがちね。他の有色人種が会話に入ってくるとあからさまに興味ないオーラを出す人って。
「ジミーはここの常連なんだよ」と彼らが教えてくれた。
「やっぱ、地元の人がよく集まるバーなんだね」と僕。
「で、なんて言われたの?」
「ペントハウスがあるから見て欲しいとか、自分は金持ちだとか、結婚してくれって、、、」
「ふざけてるわ〜。彼、この近くのチーズケーキファクトリー(レストラン)でウェイターの仕事してるんだよ」と大暴露。
「うっそ〜!あんだけ金持ちだとかペントハウスがあるって言ってたのに。それ寂しすぎー
。しかも、最後には僕にお金を払うからエッチさせろとまで言ってきたんだよ」と僕。
「えー、それは具体的にいくらを提示されたか知りたいじゃないのー。言いなさいよー」
「40ドル、、、。安過ぎじゃない?安いって言ったら100ドルまで上げたけどさ」と僕。
「ハハ、そりゃー安い。けど、彼が払えるっていったらそれくらいじゃない?現実的な額よ。けど、あんた、ハスラーじゃないわよね?」
って、とんだとばっちりが僕に降り掛かりそうになったのでもちろん全否定しといた。
彼らの話によると、ホノルルはフルタイムの仕事がやっぱ少ないんだって。メインの産業が(海軍基地と)観光業で、いわゆるアルバイト採用がほとんどだそうな。そういう彼もホテルの受付の仕事で、もう一方のラティーノは無職だそう。
しかも物価高で家賃も高いんだよーと彼。いくらか聞いてみたら、ワイキキビーチの近くのスタジオ(1部屋)のアパートで890ドルとか言ってたかな。僕的には安いって思ったんですけど。ワイキキみたいな超観光地で1000ドル未満の部屋があるなんて。
僕がこれまで住んだニューヨークとかLAで人気の地区なんてなると1000ドル未満でアパートはほぼ見つからんと思うわー。ま、彼がノースカロライナ出身っていうから、そこと比較してんのかもね。
彼がお酒をおごってくれるっていうんで、ジントニックを頂きました。その後、お別れするとき、ハグをしながら、「僕はだいたいいつも仕事終わりにここに来てるから」と言われたんですけど、やっぱ下心があったのね。
別の日に向かったのはゲイバーHula's。こっちは観光客が多いっていうだけあって、ノンケカップルなんかもいたりしてちょっとにぎやかバーって感じ。料理も出しててお酒飲みながら立ち食いしてるひともチラホラ。
で、このバーの最大の売りは、全開の窓(っつーか窓がない!)から見えるワイキキビーチ。Bacchusも2階にあるけど、ビルに囲まれてて見晴らしはイマイチ。Hula'sも2階なんだけど、正面にある動物園の緑と、右側に広がるワイキキビーチが見える最高の立地。これを見ながらハワイアンブルーなんかのカクテルを飲んだらいいよねー。しかもいい男と一緒だったらなお最高、、、
なんだけどここでは出会いは皆無でしたわ。やっぱ観光客が多いからかカップル連れとか友達同士でつるんでる人が多かったね。バーテンダーも不親切でバーカウンターでオーダーしようと待ってんのに無視を続ける辺りがかなり印象悪かったっす。やっぱ地元住人の社交場になってるBacchusのほうが親切な人が多かったわ。
これがHula'sから見える景色。もう窓枠を全部取っ払ってんのね。台風とか来たらどうすんやろ?
20代前半の白人の子とかも結構積極的なんだよね。いわゆるトゥインク系っつーか、Bel Ami系っつーか、肌スベスベのやせ形体系の人たち。(どなたかが「鶏ガラ」って呼んでたけど(笑)><;)
「今から5番線のバスに乗って家にこない?」とかってかなり具体的な指示を出してくる子とかもいてさ。どんだけ溜まってんだか。やっぱ地元にいるアジア人とかとはもう全員知り合いになちゃってたりするから、新しい人との出会いってなると僕みたいな旅行者に集中するってのがあるのかもね。僕もLAの自宅でグラインダーとかやってると、ほぼ全員がおなじ顔ぶれだもんねー。で、たまに新しいイケメンが登場したかと思ったらオーストラリアやヨーロッパからの旅行者なのね。
あとは、出張や旅行で来てるっていう白人男性とも数人とチャットした。一人はサンフランシスコから来てるエンジニア。別の人はシアトルに住んでるスペイン人だったわ。やっぱアジア人好きの白人は西海岸に多いんだなーって。そして、そういうアジア人好き白人はホノルル好き!(昔つきあってたジャドソンもホノルルに引っ越したいって社内異動の申し込みまでして真剣に計画してたし。)
だけど、ワイキキビーチで見かけるようなサーファー・ジョック系からのお誘いは皆無やったわー。やっぱサーファーはどこに行っても高嶺の花ね。
* * *
改めて思ったのが、やっぱハワイってアジア圏内ということ。日本からの観光客も超多いし、日系や他のアジア系移民も多いしね。そういうのを狙ってアメリカ本土からゲイの白人男が集まってるって感じでした。いい感じでアジアとアメリカの中間で、こりゃー今度はさらに長期滞在を狙って来ないとなーって思った。ホント、ちゃんとした仕事があるなら引っ越してもいいなーって。けど日本人観光客相手の仕事しかないんだろうねー。しかも日本人カップル向けの結婚式サービスとか、、、。
ワイキキの夕日。
LAに戻ってから、今度はAtlantisっていうゲイのクルーズ旅行で有名なところから案内メールが届いてた。2015年3月末〜4月にかけてシンガポールから香港まで、各都市を周遊しながら2週間旅行するっていうの。よさげ〜。コーサムイとか、ホーチミンとかにも立ち寄るんだって。前から一度はゲイのクルーズ旅行に行ってみたかったんだよねー。
このクルーズ旅行の案内に使われてた写真も、まさにGAMとGWMのカップルをフィーチャーしてて、やっぱこれ系の人たちをターゲットにしてるのが丸見え。それにしてもこのアジア人モデルの子、腕の太さが半端ないね。
僕も早速旅行好き(&アジア人好き)のブライアンにこのメールを転送してみた。そしたら、「船の旅は全然興味ない。自分でプチホテルとか予約して行く方が何倍も楽しい」っていうつれない返事。
独り身だとクルーズ旅行に一緒に行ってくれる人を探すのって難しいよねー。 ま、一人料金っつーのもあるにはあるんだけどね。その代わり、見ず知らずのシングルトンと同室にされちゃうっていう。それこそ、キモいシングルのオッサンと同室になって2週間も一緒に旅行なんてなったら泣くに泣けんわー。そんなリスクは負えまへんー。
ブライアンに食い下がったら、「アラスカ行きのクルーズだったら興味ある」ってことだったけど、アラスカ方面のゲイクルーズってあるんかいな?でもやっぱ僕的には東南アジアのほうが魅力的なんですけどねー。船の中は、それはそれはゲイバーとゲイサウナが一緒になったような空間が一日24時間展開してるらしいよ。独り身旅行者向けのデートナイトとかもあるっていうし。2015年の目標はゲイ・クルーズにデビューするってことかなぁ〜。
4 件のコメント:
ホノルル行っていたのですね~いいな~うらやましい♪
僕のホノルル訪問はほとんど彼氏Dさんと一緒なのでツヨシさんのリポート興味津々で読んでいました(笑)
カップルで行くのと全然違う見方がすごく面白かった!
ところでこのクルーズの広告のアジア人
本当に腕の大きさ異常なくらいですね
一体どんだけとレーニングしているのやら(笑)
やっぱ二人旅と一人旅では地元の人たちとの交流の種類が違うよねー。
ただ一人旅のときの食事っつーのが一番寂しいけどね。まー、毎食が一人ってわけではなかったんだけどね(grin)。
とある夜は1時間の長蛇の列に並んで丸亀製麺の釜揚げうどんを食べたよ!おいしかったー。そして朝食は、コンビニで買ったりマクドナルドのオートミールをテイクアウトして、ワイキキビーチのベンチで海と朝日が昇ってくるのを見ながら食べたのが一番の贅沢だったかも。
また行きたいな〜
>どなたかが「鶏ガラ」って呼んでたけど(笑)><;
お久しぶりです。鶏ガラを広めた一人ANDYです。(笑)
充実のハワイ滞在記、ありがとうございます。何年か前に行きましたがBacchus懐かしい。確かにそんな感じでしたね。Hula'sは日本から来てるゲイが結構いました。そろいもそろって鶏ガラ系かいかにも系(短髪がちむち)でしたけど。ところで、鶏ガラは日本のメディアでは細マッチョというそうです。
ちなみに、ハワイ在住の白人の友人によるとアジア系では日系ハワイアンで適度に筋肉がついてる系が一番もてるそうです。
そうね、ハワイで日系人がゲイの間で人気みたいな雰囲気でした。アプリでも「ダンディーな中年の日系人男性を求む」とかって特定している人もいたよ。
日本人がここまで人気のある場所って珍しいよね。ロスも、日本人の人気は高い方だと思う。あ、シンガポールとか台湾、香港とかでもゲイの間で日本人って人気ありそうなイメージ。どうなんでしょう。やっぱ、短髪、筋肉ムチムチの「いかにも系」が人気なのかね?
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