2013年12月3日火曜日

映画『セッションズ』からの教訓 Lesson from the movie "The Sessions" - pull the plug for a dragged fling

ホリデーシーズンになって、街に華やいだ家族団らんの雰囲気が満ちてくると、僕の心には強い北風が吹き抜ける。

2010年の春頃から、既婚者ステューとくっついたり離れたり、ホント僕の人生の中で今までにないくらいダラダラした関係が続いてる。息の根を止めようとしても、何度もよみがえってくるゾンビ並みの生命力。英語のことわざに、「ネコは9回殺しても死なない(A cat has nine lives)」というのがあるけど、まさにそんな感じ。

そして毎年、この時期になるとそれがもう嫌で嫌で本当に終わりにしたくなる。僕はアメリカに家族が一人もいないから余計に、ステューだけが妻と実家に戻って何も隠しごとがないかのように素敵な夫、そして息子を演じて家族団らんの時間をハッピーに過ごしてると思うと、心をかきむしられる思い。それってフェアじゃない。

案の定、今年もこの季節、ヤツとは2週間以上も連絡を取ってない。11月半ばくらいからステューの出張が続いて、カタール、北京、香港へと行ってたというのもあるけど、それから戻ってすぐ、長期の休暇を取ってマイアミに旅行に行くって言ったっきり、なんの連絡もない。それから感謝祭に突入したから、当然、先週も連絡なし。11月に実際に会ったのって1回か2回。

そんな彼を想い続けて、新しい人と会う気も起きず——。

僕って所詮、都合のいい第二夫人、もしくはそれ以下の存在。3年半も続いてる関係だっていうのに、少しはリスペクトがあってもいいんじゃない?って思うんだけど、向こうはこれっぽっちもそんなことを考えてないんだろうな。自分が都合がいいときにだけ会って性処理を手伝ってくれる相手、くらいにしか考えてない。

こんなことを考えてると、またフツフツと心が煮えてくる、、、。

この機会に、ばっさり切り捨てちゃったほうがいいかなーってまた考え始めた。でもこれって初めてじゃない。前にも、彼に「もう終わりにする!」って宣言したことが2、3回あったのだ、、、。その度に、6ヶ月とか間があって、また向こうから絶妙なタイミングでメールがきて、「元気にしてる?」 なんて優しい言葉をかけてくる。そしてネコは何度殺しても生き返ってくる。

でも今回、こんなに長い間放置されっぱなしで、感謝祭のお祝いの言葉もなくって、あまりにディスリスペクトなのには業を煮やしてる。なので、こっちはサイレント・トレーニング(要するに無視攻撃)に出るつもり。

そのまま自然消滅になってもいいし、、、。

新しい男が見つかったらステューともさっぱりオサラバして別れようって思ってたんだけど、彼と会ってる限り、新しい男との出会いはなさそう。

最近見た映画『セッションズ(The Sessions)』で、とても印象深いセリフがあった。

「人はお互いに好きになって、離れられないくらい好きになった後、どうするの?」

「人は(愛を綴った)詩を書くわ。そしてセックスをするの」

「それからどうするの?」

「詩を書いてセックスをした後?何にもしないか、何かがおきるか、、、。後は二人の交渉次第よ」

「どういう意味?」

「そのまま何もしないで愛とか離れられない気持ちをそっとしておくか、もしくは事態を複雑な状況にすることもできるわ。ほとんどの人たちがそうするようにね」

まさに僕は事態を複雑な状況にしてしまってたわけだ。

僕は何度もステューと交渉に臨んだけど、彼は交渉の余地は一切なしとはねつけるだけ。

僕は彼への愛とか離れられない気持ちをそのままにできず、彼に伝えてはみるけど、「僕は君の気持ちにこたえることはできない。ゴメン」と言われるだけ。

僕も、「ほとんどの人たちがそうするように」事態を複雑にすることしかできなかったんだ。










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