映画、『Magic Mike XXL』のPRのため山車に乗ってパレードに参加。この映画は、全米で今年7月1日に公開予定。
マットは、言わずと知れたゲイ俳優なわけだけど、チャニング・テイタムはノンケ。けど、関係ないんだろうね。ゲイのファンも多いだろうし。彼自身、フロリダのクラブでストッリプダンサーしてたわけだし、セクシュアリティなんて大した問題じゃない、と。
インスタグラムに動画もいくつかアップされてるー。
チャニング・テイタムがマット・ボマーと踊っていた頃、僕は自宅でグーグー寝てたのだー。しまった。。。痛恨のミスっ。
行くつもりだったのに、夜更かししてたせいで起きたのが昼の12時。しかも今日は午後5時にディナーパーティーに呼ばれてたので、プライドパレードを見に行くにしても早く切り上げないといけなったのだ。
そんなこんなで、昼12時に起きた時点で行く気ゼロ。会場となるウェストハリウッド近辺は交通規制がしかれて車では近づけない。バスでちんたらウェストハリウッドまで行っても、1時間くらいしかいられないし、またそこからバスで自宅に戻ってパーティーに行く準備かぁと考えると「もう今年はいっかー」って。
でも、チャニング・テイタム様を拝めるんだったら行ってたのになー。予告無しの登場ってあり?!悔しすぎー。
はぁ〜。
LAに越してきてプライドパレードは皆勤賞取れるくらい毎年見に行ってたのに、今年だけ行かなかったらこのざま。
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今年見に行かなかったもう一つの理由が、周りのゲイ友が、みんな「興味ない」って言う返事だったのもあるんだよねー。毎年、代わり映えしないっちゃーしないゲイパレードに飽き飽きしてる地元ゲイは多い。パレードを見に来てるのは、若い子とか、観光で遠くから来てる人とかで、意外と地元に長年住んでるまじめなゲイは行かなかったりするんだよねー。
最近またネットで文通してる二人ともが、同じ返事だったのだ。
一人は、この週末はラスベガスに旅行に行くという返事(わざとこのプライドウィークエンドに当たるように旅行を計画したんじゃないかと思う)。もう一人は、50代とプロフィールにはあるのだけど、かなりイケメンで若く見える。カメラを持って世界各国を旅してるみたいで、風光明媚な場所で取った自撮り写真をプロフィールに何枚もアップしてる。
彼に「今日のパレードは見に行くの?」って質問してみたら、かなりネガティブな返事が長文で帰ってきた。
「毎年、同じことの繰り返しで、全然インスパイアしない。それに年取ったゲイとレズビアンの主催者たちが相も変わらず同じことばっかやってて、主催者たちの総入れ替えをしないと何にも変わんない。世界の色んな街のプライドパレードを見てきたけど、LAのは一番低俗でひどい、等々」
なんかこんなネガティブで嫌みなコメントが返ってくるとは予想してなかったのでびっくり。写真で見るとにこやかに微笑みかけるイケメンだけど、なんか精神病んでるっぽい。
確かにLAのプライドパレードは大規模で商業主義で、企業スポンサーの山車も多い。けど、そんなの言ったらニューヨークだって同じじゃん。全米各地のプライドパレードだって、規模こそ違うけど似たり寄ったり。僕も色んなプライドパレードを見てきたけど、LAだけズレてるってことないよ。
他意のない僕からの質問に、吐き捨てるように長文の返事を送ってきたこのイケメン中年男は、やっぱりイケメンなのにこの歳でも独り身である理由があるんだねーって思ったのでした。もうこいつとは連絡することはないわ。ま、深入りする前に本性がわかってよかった。
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ディナーはというと、30代の香港人と60代のアメリカ人カップルの自宅だった(もちろん、この二人もゲイパレードなんかには一切興味無し)。古い家を買って、内装を全部リノベーションしたところで、そのハウスウォーミング・パーティーを兼ねてたのかな。
さすがゲイ・カップル。キレイに改装してたわー。壁をぶち抜いてキッチンが広々としてて、カウンター越しにリビングが見える作り。その中心に暖炉があって、裏に回ると、バックヤードにつながる。寝室からもバックヤードが見えるし、寝室からシャワールームが直通になってて、さらに奥にはバルコニーデッキに抜けるっていう。いいなー。
リビングから、カウンター越しにダイニングルームとバックヤードを撮った写真。左手のレンガが暖炉。
このパーティーで初めて知り合ったジムっていうオジさんが、やたらと親しげに話してくるから何事かと思ったら、1990年代の5年間、長崎のハウステンボスで働いてたんだって。歌や踊りをするパフォーマーだったそうな。いやー、世界は狭いわ。今は小学5年生の教師をしてるんだって。
日本に住んだ最後の1年が、ちょうどインターネットが普及し始めた頃(ということは、ウィンドウズ95が出た頃?)だったそうで、最後の1年になってようやく日本人の恋人ができたそうな。自分で、「かなりモテた」と轟々してたわ。日本人女性にもかなりアプローチされたって。
今、ハウステンボスって活気が戻ってきてるっていうけど、一時期、経営不振になったっていうよね。彼がいたころ、最初は何十人もアメリカ人スタッフがいて1日40ドルの日当がつくくらい待遇も良かったらしいのだけど、コスト削減のために安い給料でルーマニア人を雇うようになったんだって。なのでアメリカ人は一人減り二人減りと減少していって、ついに最後の二人のアメリカ人の一人になってしまったそう。で、彼も辞めてアメリカに戻ってきたと。
人に歴史ありですなー。
もう60歳近いんで、そろそろ定年だそうで、今の恋人とポートランドに隠居用の家まで買ってるそう。
パーティーで新しい人に会う楽しみって、こういう面白い人生を歩んできた人の半生を聞けることだよね。
あ〜それにしても、チャニング・テイタムを生で拝む機会を逃したのは一生、忘れんと思うわー。I can't believe what I missed!
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