フィリピン系アメリカ人から夕飯に誘われた

数年前から僕がよく参加するゲイのパーティーなんかで知り合いになってたフィリピン系アメリカ人から、突然、夕飯に誘われたので行ってきた。

最初に知り合ってから、かれこれ４、５年は経ってると思う。互いに（たぶん）恋愛対象にはならない雰囲気だったので、パーティー会場では親しげに話させてもらうけど、それ以上の関係にはなってなかった。

見た目、アメリカ人俳優のアレック・マパに似てる（下の写真。上の写真のモデルみたいな人だったら、きっと違う展開があったと思うんだけど、、、）。

それがなぜか突然、向こうからメールがあり、夕飯かランチでもどう？っていうお誘い。

なんか裏があるんかいな？と訝ってしまう僕は素直じゃないのか、、、。

でも特に悪い噂を聞く人じゃないし、ゲイの若者を助けるボランティア活動とかもしてるっていう人なので、昨日（土曜夜）、ウェストハリウッドのAbbeyで待ち合わせ。（Abbeyに行くのって久しぶりー。）

彼の素性もよく知らなかったんだけど、かなり前にお母さんを糖尿病で亡くされてたっていうことから始まり、両親ともフィリピンからアメリカに移住してきた１世ってこと、彼はミシガン州の片田舎で育ったこと、敬虔なカトリック教徒だってことなどなど、結構な身の上話をしてくるわけ。

向こうが僕に聞いてきた質問っていうのが、何時間も一緒にいて、兄弟はいるの？宗教は？兄弟の年齢は？っていう３点だけ。

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アメリカ生まれ、アメリカ育ちといえど、やっぱフィリピン系の家庭に育ったっていうのもあって、レストランを選ぶのも（フードスノッブな）僕と趣味があわなくて、やんわりギクシャクする雰囲気。

むこうは、iHop（パンケーキのチェーン店）とか、ハンバーガーとかファーストフードを提案してくるのよー。僕は、久々に行ったウェストハリウッド（ゲイのエリア）に、寿司屋とかベトナム料理のレストランができてたから、そういうのを食したかったんだけど、僕がそういうところを提案すると、

「あ、寿司？いいよ。きっと僕もオーダーできる何か（別のものが）あると思うから」って、やんわりNG。それが２、３回続いてイライラ。

で、結局、当たり障りのないテンダーグリーンっていうヘルシーレストランに落ち着いた。そしたら、やっぱ彼が頼んだ料理がフライドチキンに、マッシュルームフライ。油もんが好きだねー。彼は特に太ってるわけじゃないけどね。

もう一つ、違和感を感じたのが、彼が頑に僕と僕が連れて行った友達の夕食も払うと言って聞かなかったこと。会計も、勝手に３人分を払っちゃってて、なんでそこまでするのか不明。５年近く知り合いだったとはいえ、二人（＋１）で会うのなんて初めてだし、そんなに知ってる仲じゃない。

なんか、彼、寂しかったのかね？誰か友達が欲しかったのか、なんか陰があったなー。

「ボーイフレンドは？」

って僕が質問したら、しばらくはいない風な返事だったし。

それに、仕事を始めるまで（２０代半ば？）カミングアウトしてなかったんだって。カトリック教徒として育てられたというのが大きな要因みたいだった。でも、僕にしてみれば、カミングアウトしなくてもバレてんでー！って感じなんだけどね。そこはお口チャック〜！

３人でウェストハリウッドを歩いてるときも、とあるゲイバーの前を通りかかった時、「ここで人生初めての（男性との）キスをしたんだよ」とか、少女のように思い出話をしてくる。

たぶん、彼、今は３０代後半か４０代くらい。ゲイバーの前を通って初キスの話するなんて、かなり痛い話じゃない？

純粋な人だとは思うんだけど、なんか無理してる感が出過ぎ。夕食を無理矢理おごってくるっていうのも、「友情の押し売り」に感じちゃうし。。。

食後、またAbbeyに戻ったら、今じゃブラつけた女性のGo Goダンサーも踊ってるのね、あそこ。女性客もめちゃ増えてるし、半分はストレートの客層みたいになってて、なんかゲンナリ。Abbeyも変わったわー。

で、そこで彼が僕と自撮り写真を勝手にパシャリとかってしてんのね。そこまで友達じゃないよね？って感じで僕は引き気味、、、。

なんか彼の身の上話ばっかで疲れたり彼の友情くれよ的なプレッシャーも重荷になって、11時過ぎに僕はオサラバしてしまいました。

そしたら、その後、テキストで「また近いうちに会おうね」って痛いっつーか怖い連絡が来てた。

こういう人とはどういうお付き合いをすればいいんだろうね？

P.S. 今週末、ウェストハリウッドにゲイが少なかった理由が判明。ちょうどパームスプリングスでWhite Partyが開かれてるんだねー。明日4/27まで開かれてるそう。それでゲイがごっそりWeHoからいなくなってたわけだ。納得。。。

P.P.S. ウェストハリウッドで見かけた看板（ビルボード）