ラスベガスで、ギャンブルとショーの他に有名なのが、食べ放題のビュッフェ。ギャンブルをしない身にとってはこれが最大の楽しみと言っても過言じゃないかも。
だけど、今回クリスマス期間にやってきて、誤算続き。人気のビュッフェは長蛇の列で、2時間待ちなんてザラ。
運と根気でどうにか2件に行ってきたぞ。
◆ ベラッジオ・ホテル
まずは、トリップアドバイザー(英語版)で1位を獲得したこともあるというベラッジオ・ホテル内にあるビュッフェ、その名もThe Buffetへ。(上の写真は、ベラッジオ・ホテルの受付。)
カジノフロアの奥まったところにある。昼の2時頃に並び始めた。
ご覧の通り、客層はアジア人もしくは肥満の人がほとんど。これはべガスのどこに行ってもそうだったんだけどね。この日は、待ち時間は1時間くらいだった。他のところに比べて短いかも(嫌な予感)。
やっぱ単価が高そうなものを盛ってしまう。ズワイガニは解凍が不十分でまだ凍ってるし、、、。パサパサ。
肉まんはまあまあかな。横浜の中華街のほうが絶対おいしい。
お寿司も置いてるけど、基本、アメリカのにぎり寿司って、マグロの赤身とサーモンだけなんだよね。 巻き寿司はカリフォルニアロール。手前のは「ポキ」っていう、ハワイの料理。いわゆるズケね。右手にかろうじてキャビアが写ってるけど、これも「なんちゃってキャビア」でイマイチ。
そしてデザート。一番おいしかったのはパイナップルとメロンかもー。
このプリンとチョコレートムースは甘さ控えめでおいしかった。
中はこんな感じ。
【ベラッジオのビュッフェの評価:★★(5星中)】
評価内容:豪華ホテルのビュッフェで期待して行ったら、がっかり。特に日本人の肥えた舌をうならせる料理があるわけではなく、カニも解凍が不十分だし、パサパサな感じ。デザートも、日本のホテルのデザートビュッフェに比べるとパッとしない。
しかも、窓のないカジノフロアの奥に作られてるので、閉塞感があるし、全然、高級ホテルで食べてる気がしなかった。近所のショッピングモールのフードコートで食べてる感じ。
これで一人約40ドル(約4000円。ソフトドリンクは無料)は高い。よっぽど、量を食べたいっていうアメリカ人には向いてると思う。ステーキとか、骨付きラム肉とかをどかーっと食べたい人にはいいかも。
健康志向で、有機野菜とかを食べ慣れてる人には、安い素材を大量買いしてるビュッフェは不向きだね。これで40ドル払うんだったら、味重視のレストランに行って前菜とメインを頼んだ方がよっぽど経済的。
◆ パリス・ラスベガス
ベラッジオに懲りず、もう一つ行ってきたのが、パリス・ホテル内のビュッフェ。これも長蛇の列が毎回できてて人気店。だけど、OpenTable.comっていう無料のオンラインサービス(アプリもある)を使えば予約できるのが利点。今週は当日と翌日は予約で一杯だったので、僕らは2日後に予約。3泊以上しない人には使えないので、なんでも事前予約して行った方がよかったなと思った。
午前11時過ぎなのに、すでに長蛇の列。予約してたおかげで待たずに席に案内してもらえたのが嬉しかった。この日は、クリスマス・シーズンってことで、無料シャンパンがついたブランチが一人約37ドル。
ここもベラッジオみたいにカジノフロアの一角にあるので、窓のない空間なんだけど、フランスの田舎町を模したセットが組まれてるので、テーマパークに来た気分?
隣の家族はやっぱりアジア人って、自分もアジア人なんだけどさ。
天井に青空が描かれてるので、自分に暗示をかければ、外で食べてる気分にならなくもない。
ここは、その場で手作りしてくれる品がいくつかあったのがプラス。これは甘くないお食事用のクレープ。
やっぱりカニ、、、。 ベラッジオに比べると、ちゃんと解凍されてたし、心なしかフワッと感が残ってたかも。それでも日本で食べるカニに比べたらパサつきは否めない。
これはオムレツを作ってくれるところ。日本のホテルで食べるオムレツに比べたら超普通。
ふわふわ感は全然ないっす。
デザートのコーナーにあったマカロンでできたエッフェル塔。
シェフもアジア人率が高かった。
もうみてるだけでお腹いっぱい、、、。
クレープつくってるところ。
これだけお皿に取ってみたけど、どれも一口、二口たべただけ。
【パリス・ラスベガスのビュッフェの評価:★★★(5星中)】
ベラッジオに比べたら良かったってのが★が1個増えた理由。その場で作ってくれるシェフがいたとこや、予約できたので待たずに入れたこと、中の雰囲気もベラッジオよりかは個性があった。けど、やっぱり味だけでみると、これで約4000円ってのは、う〜ん、って感じ。やっぱ、量を食べたい人向けなんだね、ビュッフェって。あ、シャンパンが飲み放題っていうのが、飲んべえにはいいけど。
その後、他のホテルを見て回るなかで、ベラッジオやパリスよりも「よさげ」に見えたビュッフェを見つけた。もしこれからラスベガスに行く予定のある方は参考に。
◆ コスモポリタン・ホテル内ビュッフェ:Wicked Spoon
ここはベラッジオやパリスと違って、地上2階にある。アメリカの口コミサイトで、1位の評価を得てる(もしかしたら、どこも「うちが1位!」って言ってるだけかも)。僕が昼過ぎに行ったら、やっぱり長蛇の列だった。内装がモダンでお洒落。
◆ シーザー・パレス内ビュッフェ :Bacchanal
ベラッジオの隣にあるシーザー・パレス。レセプション・フロアに入って、左手をずーっと進んで、突き当たりを左に折れて、またずーっと歩くと到着。レセプションから徒歩10分くらいはかかる。けど、ガラス張りで屋内プールが見えるので、ベラッジオやパリスに比べて開放感がある。内装のデザインも、ずっとモダンで奇麗。
ここは、3台の自動発券機があって、そこでチケットを取ると、予想待ち時間が印刷されてる。自分の携帯電話番号を入力しておくと、順番が近づいたときにテキストメッセージでお知らせしてくれる。15分以内に戻ってくる必要あり。テキストを着信したとき、予約をキャンセルするか、先延ばしするかを選択できる。
ただ、僕がクリスマス当日に予約チケットを取りにいったら、この日は8時間待ちという尋常じゃない人が押し寄せたとかで、予約チケット自体が発券停止、、、。どんだけ今週が混んでるかってことね。
◆ Wynnホテル内ビュッフェ
ここも人気投票で1位になったことがあるそう。とにかく超高級のWynnホテル内ってことで、内装がとても豪華。ただ、一緒に行ったスタンレーによると、Wynnホテルのオーナーって、ユダヤ人のビリオネアー、Sheldon Adelsonって人だそうで、大統領選挙で超保守派の共和党の立候補者だったニュート・ギングリッジに400万ドルの寄付をしたトンデモナイ人なんだそうな。(ニュート・ギングリッジは同性愛に超反対してる人。)あと、口コミサイトによると、「雰囲気はいいかもしれないけど、雰囲気は食べられない」っていう辛口評価をしてる人が何人かいた。料理より雰囲気を楽しむには向いてるのかも。
やっぱり、人気ビュッフェには、それだけの人が並ぶみたいね。ベラッジオの1時間待ちっていうのは、全然、人気がない方だったみたい。シーザーパレスの8時間待ちっていうのからして、シーザーパレスの方が内容が充実してそう。
量より質って人で、べガスの絶景を楽しみながらアフタヌーンティーをしたい人には、マンダリンホテルのTea Loungeでのアフタヌーンティーがオススメ。喧噪から離れて静かなお茶が楽しめる。けど、座席数が超少ないので予約困難は必至。
べガスでも、良いとこ、悪いとこがピンキリで混在してるね。もっと下調べしてからくれば良かったって後悔してる、、、。まー、衝動でホテル予約しちゃったしね。><
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