2014年8月19日火曜日

ロス郊外のグレンデール市、バーバンク、シャーマンオークスを散策してみた

だだっ広いロサンゼルスでの生活もかれこれ7年目に突入、、、。はえー、もう7年目!?

夢と希望に満ち満ちて、住み慣れたアメリカ東海岸からバージン航空の格安チケットでロスに乗り込んだ6年前の夏。それがおととしくらいの感覚なのはなぜ?!この間の数年分の記憶が欠落しちゃってるのね。

ロスでショッピングしたりレストランに行く場所というのも、だいたいお気に入りが決まっちゃって、週末の行動がワンパターン化してきてる。「あの道を進んで、この角を右に〜」なんてそらんじることもできるようになったし。東京に住んでて半蔵門線や山手線の駅の順番をいつのまにか覚えちゃうのと一緒ね。

でも今週、ロス市内を一歩出ると、まだまだ未知の世界が広がってるんやーっていうのを実感。

それはとある用事でロス市内から山を越えて北上したところにある、通称バレー(谷)と呼ばれる地域、その中にあるグレンデール市に行ってきたときのこと。前に1、2度来たことはあるけど、市内のショッピングエリアに足を踏み込むのは初めて。

いやー、こんなに開発されてるんだって驚いた。ビバリーヒルズ近くにある人気ショッピングモール、「グローブ(Grove)」に似た作りで、敷地内に子供向けのトラム(路面電車)が走ってたり、なんちゃってエッフェル塔があるかと思えば、ニューヨークにあるロックフェラーセンターをいかにも真似ましたっていうような銅像が噴水とともに鎮座してたり、なんだかラスベガスとロスとニューヨークが混ざったような混沌とした風景が広がってた。


 なんちゃってエッフェル塔。

このモールはThe Americana at Brandっていうらしい。この中にある台湾レストランの「ディンタイフォン(鼎泰豐)」で小籠包〜。

このレストランは、アーケーディアっていうロサンゼルスの東に米国本店(?)がある。シアトルにもあるって。もちろん本店は台北。日本では新宿、池袋、京都なんかにもあるらしい。

これはエビとヘチマの小籠包。珍しいのでオーダー。やっぱ、普通の豚のほうが美味しい。 あっさり系ね。


これが中身。緑のがきっとヘチマね。メニューは、英語、中国語、そして日本語表記。日本語では「ヘチマ」ってあるのに、英語は「green melon」。なんか誤訳っぽくない?



こちらレストランの内装。入り口を入って、左側はバーカウンターとか少人数用の座席専用で、静かな雰囲気。入って右側には大人数用のテーブルが並んでて喧噪が耳につく感じ。

アーケーディアにある米国本店と比べて、内装はグレンデール店のほうがキレイ。

やっぱオシャレなショッピングモール内だからだと思うんだけど、店員さんも白人の男女、黒人の女性とかがメインで、「wash out」された感じね。アーケーディアは台湾人街ってこともあり、完全に台湾人が給仕してて、ウェイトレスさんも全員台湾人。本場の雰囲気を楽しむんだったらアーケーディアだなー。

味も、アーケーディア店のほうが本場って感じでひと味上のような。

もちろん、グレンデール店も美味しかったんだけどね。

これは中国セロリの炒め物。


これは中華料理の定番、hot and sour soup。

このモールの隣にある、「Glendale Galleria」っていう別のショッピングモール内に、来月、ユニクロがオープンするんだって。 ユニクロの海外進出が目立つよね。それに、アメリカ人ってモールが好きだなーって。日本も郊外型のモールとかシネプレックスが人気らしいから、これは世界的な傾向なのかね。ただ、アメリカの場合、郊外だけじゃなくって市内のど真ん中にモールを作るっていうのが得意ね。

グレンデールの隣(?)にあるバーバンクにも足を伸ばしてみた。ワーナーブラザーズとかディズニーの映画スタジオなんかを横目にドライブ。

バーバンクとかバレーと言えば、確かアメリカのポノレノ産業が集積してる場所でもあるんだよね。本場の映画スタジオより、ポノレノスタジオのほうに興味津々、、、。邪心。

そしてシャーマンオークスっていうとこに流れ着いて、カフェで一服。

ここはポルトガルから移民した人が始めたペーストリー屋さんのNatas。

 何が有名かというと、エッグタルト〜!ブルーのタイルも、いかにもポルトガルって感じで、旅情が呼び覚まされるわー。

そういや、何年も前にリスボンに行ったよなー。そんでもって、リスボンでゲイのヌードビーチに行ったとき、イケメンの現地人のお兄さんが、ヤブの中で一人シコシコやてるのを目撃したよな〜。あ〜懐かしいw。

あ、話題がかなりそれました。。。

中華街とかマカオなんかで有名なエッグタルトだけど、あれって元をたどるとポルトガルのお菓子なんだねー。

ポルトガルといえば、日本にカステラを伝えたのもポルトガル人じゃなかったっけ?なんでエッグタルトは日本人に教えてくれなかったんだろー?

サンフランシスコやロスの中華街でも、このエッグタルトを食べたよ。僕にとっては、エッグタルトは中華街の味。

これって、東周りでポルトガル人がマカオとかに伝えたのが、中国人の間に広まって、その中華系移民が今度はアメリカにやってきて売ってんだよね。

そして、今日食べたのは、本場ポルトガルのリスボンから西回りで移民してきた人がロスでやってるお店のもの。

中国人とポルトガル人によって、東周りと西回りでそれぞれ地球を半周してきたエッグタルト。それがロサンゼルスで出会うというこの不思議。

パリパリのパイ生地と、中のタマゴ風味豊かなカスタードクリーム。シンプルな優しい甘さだけど、その裏にある壮大な歴史が、深い味わいをもたらしてくれる。


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